増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾
Ⅱ.細胞質/オルガネラでの分子修飾
細胞内シグナル
リン酸化(セリン/スレオニン/チロシン)
今城 正道
1
,
松田 道行
1
Imajo Masamichi
1
,
Matsuda Michiyuki
1
1京都大学大学院生命科学研究科生体制御学分野
キーワード:
MAPキナーゼ
,
ERK
,
MEK
,
RAF
Keyword:
MAPキナーゼ
,
ERK
,
MEK
,
RAF
pp.430-431
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200863
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ERK(extracellular signal-regulated kinase)MAP(mitogen-activated protein)キナーゼカスケードは,増殖因子やサイトカインの受容体,Gタンパク質共役型受容体などの下流で活性化し,細胞の増殖や分化,移動など,様々な細胞機能を制御するシグナル伝達経路である。近年の研究により,個々の細胞内におけるERK活性の経時的測定が可能となり,ERK活性の複雑な動態とその生理的意義があらためて注目されている。
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