Japanese
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特集 宇宙の極限環境から生命体の可塑性をさぐる
Ⅱ.宇宙滞在の高次機能への影響
免疫機能に対する宇宙滞在の影響
Impacts of space flight on immune systems
秋山 泰身
1
,
堀江 健太
1
,
良永 理子
1
,
秋山 伸子
2
Akiyama Taishin
1
,
Horie Kenta
1
,
Yoshinaga Riko
1
,
Akiyama Nobuko
2
1理化学研究所統合生命医科学研究センター免疫恒常性研究チーム
2理化学研究所統合生命医科学研究センター疾患遺伝研究チーム
キーワード:
宇宙
,
T細胞
,
胸腺
Keyword:
宇宙
,
T細胞
,
胸腺
pp.147-151
発行日 2018年4月15日
Published Date 2018/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200778
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米国航空宇宙局(NASA)などが計画している火星探索は2-3年にわたる長期のミッションであり,その間,宇宙飛行士の健康管理が重要となる。また近い将来,宇宙滞在が身近になることも考慮すると,生体の防御システムである免疫系に与える影響を調べることは,必要不可欠な研究と言えよう。宇宙滞在は,主に微重力,宇宙放射線,精神的ストレスを介して免疫系に影響する。本稿は,T細胞とその産生器官である胸腺に対する宇宙環境や重力変動の影響に関して概説する。
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