Japanese
English
特集 宇宙の極限環境から生命体の可塑性をさぐる
Ⅱ.宇宙滞在の高次機能への影響
宇宙でのストレス
Stress in space
道喜 将太郎
1
,
高橋 司
2
,
松崎 一葉
1
Doki Shotaro
1
,
Takahashi Tsukasa
2
,
Matsuzaki Ichiyo
1
1筑波大学医学医療系産業精神医学・宇宙医学グループ
2筑波大学大学院人間総合科学研究科
キーワード:
宇宙航空精神医学
,
ストレス
,
ストレスコーピング
,
ヒューマンエラー
Keyword:
宇宙航空精神医学
,
ストレス
,
ストレスコーピング
,
ヒューマンエラー
pp.142-146
発行日 2018年4月15日
Published Date 2018/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200777
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現在の科学技術では,宇宙環境において地上と同じ水準で生活環境を整えることは不可能である。そのため,宇宙飛行士は様々な制約を受け,非常にストレスフルな生活を送らなければならない。特に大きなストレスとして挙げられるのは微小重力,宇宙放射線,精神心理的ストレスである。
本稿では,精神心理的ストレスに焦点をあて,宇宙飛行士に求められる精神心理的資質,宇宙環境での心理的な変化とその評価法,ストレス対処について述べる。
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