増大特集 細胞多様性解明に資する光技術─見て,動かす
Ⅱ.見えなかったものを視る
内在性タンパク質の標識技術
三國 貴康
1
,
西山 潤
1
Mikuni Takayasu
1
,
Nishiyama Jun
1
1Max Planck Florida Institute for Neuroscience
1Max Planck Florida Institute for Neuroscience
キーワード:
脳細胞
,
内在性タンパク質
,
細胞内局在
,
ゲノム編集
,
SLENDR
Keyword:
脳細胞
,
内在性タンパク質
,
細胞内局在
,
ゲノム編集
,
SLENDR
pp.434-435
発行日 2017年10月15日
Published Date 2017/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200681
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複雑な形態を示す神経細胞やグリアでは,タンパク質の細胞内局在を明らかにすることがその機能を理解するために不可欠である。本稿では,生体脳で正確なゲノム編集を行うことで内在性タンパク質を特異的に標識できる技術“SLENDR法”1)を紹介する。標識された内在性タンパク質を様々な顕微鏡で観察することによって,脳組織中の1細胞で,内在性タンパク質の細胞内局在を正確に,迅速に,ナノメートルレベルの高分解能で検出することができる。
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