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実験講座
酵素標識法—ペプチドおよびタンパクの架橋法
Enzyme-Labelling: Cross-Linking of peptides and proteins
石川 栄治
1
,
加藤 兼房
1
Eiji Ishikawa
1
,
Kanefusa Kato
1
1宮崎医科大学生化学教室
pp.478-483
発行日 1977年12月15日
Published Date 1977/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425903221
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はじめに
ペプチドおよびタンパクの架橋法は種々の分野で利用されている。タンパク質の構造と機能の研究はいうに及ばず,生体膜など複雑なタンパクその他の高分子の複合体の構造研究にも用いられている。また組織化学,免疫化学の分野でも必須の手段として利用されている。これらの目的のためには,分子内架橋も分子間架橋も用いられる。分子間架橋には同種タンパク間と異種タンパク間がある。ここでは異種タンパク間,ことに酵素と抗体あるいは抗原との間の架橋に重点をおいて述べることとする。
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