増大特集 病態バイオマーカーの“いま”
Ⅴ.がん
γ-グルタミルトランスペプチダーゼ活性検出蛍光プローブを活用したがん部位迅速蛍光イメージング
神谷 真子
1
,
浦野 泰照
1,2
Kamiya Mako
1
,
Urano Yasuteru
1,2
1東京大学大学院医学系研究科生体情報学分野
2東京大学大学院薬学系研究科薬品代謝化学教室
キーワード:
γ-グルタミルトランスペプチダーゼ
,
GGT
,
γ-GTP
,
蛍光プローブ
,
分子内スピロ環化平衡
Keyword:
γ-グルタミルトランスペプチダーゼ
,
GGT
,
γ-GTP
,
蛍光プローブ
,
分子内スピロ環化平衡
pp.474-475
発行日 2016年10月15日
Published Date 2016/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200524
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γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(GGT)が一部のがん組織で発現が亢進しているという知見に基づき,GGT活性を検出可能な高感度蛍光プローブgGlu-HMRGを開発した。更に,GGTを高発現しているがん細胞やモデルマウスに適用し,肉眼では識別困難な微小がん部位を明確かつ迅速に可視化できることを示した。近い将来,外科摘出手術時における術中イメージング技術として利用されることを期待している。
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