座談会
生命のナノテクノロジー
伊藤 正男
1
,
廣川 信隆
2
,
木下 一彦
3
,
楠見 明弘
4
,
川合 知二
5
,
横山 浩
6
,
原 正彦
7
,
野々村 禎昭
8
,
藤田 道也
9
1理化学研究所脳科学総合研究センター
2東京大学大学院医学系研究科
3岡崎国立共同研究機構統合バイオサイエンスセンター
4名古屋大学大学院理学研究科
5大阪大学産業科学研究所ナノテクノロジーセンター
6産業技術総合研究所ナノテクノロジー研究部門
7理化学研究所フロンティア研究システム局所時空間機能研究チーム
8微生物化学研究会
9浜松医科大学
pp.2-35
発行日 2003年2月15日
Published Date 2003/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425100720
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21世紀の科学技術の研究分野として,生命,情報,材料の三つが特に注目されている。最近,材料から情報にまたがるものとしてナノテクノロジーの重要さが指摘され,目覚ましい発展がみられる。ナノテクノロジーはさらに,生命の研究分野にも重要な影響を及ぼしつつあり,生きた細胞そのものが,自然が創造したナノテクノロジーの産物ともいうべき構造をもっている。今後の生命の科学研究には,ナノテクノロジーの技術,手法や考え方が大きな役割を演ずると期待される。
『生体の科学』誌では,毎年1号に未来志向の特別企画を行っている。今回は,「生命のナノテクノロジー」と題して,これからの生命研究に対するナノテクノロジーが及ぼすであろう大きな影響について座談会を組み展望していただいた。
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