特集 —知ってるつもり? 知らなきゃいけない?—新語・新概念辞典
【新語・新概念(五十音順)】
処方カスケード
徳田 安春
1,2
1群星沖縄臨床研修センター
2東京財団政策研究所
キーワード:
処方カスケード
,
薬剤性の症候
,
ポリファーマシー
Keyword:
処方カスケード
,
薬剤性の症候
,
ポリファーマシー
pp.137
発行日 2025年2月15日
Published Date 2025/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510350020137
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◦定義
「処方カスケード」は、薬による副作用を別の疾患などによる新たな症状と誤解し、この症状を打ち消すために新たな処方を行うこと、と定義される。近年この概念が拡大し、結果的に新たな市販薬の開始、新たな検査の施行、新たな医療デバイスの開始までを含めたものとなっている1)。
例として、図1のように「雪崩」のごとく処方が追加される処方カスケードケースを示す。
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