特集 高齢者医療におけるポリファーマシー対策
ポリファーマシーの問題と原因
小島 太郎
1
1東京大学医学部附属病院老年病科 助教
キーワード:
ポリファーマシー
,
薬物有害事象
,
老年症候群
,
処方カスケード
,
服薬アドヒアランス
Keyword:
ポリファーマシー
,
薬物有害事象
,
老年症候群
,
処方カスケード
,
服薬アドヒアランス
pp.9-12
発行日 2018年7月20日
Published Date 2018/7/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.36.07_0009-0012
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近年高齢患者におけるポリファーマシーが注目されるようになり,2016年4月の診療報酬改定では,薬物総合評価調整管理料が新設された。薬剤の見直しにより処方薬剤数が2剤以上減少した場合には250点加算が可能となったが,ポリファーマシーがなぜ起こるのか,何が問題となるのか,臨床医や薬剤師においても疑問が多い。高齢者におけるポリファーマシーの問題点について,本稿では概説する。「KEY WORDS」ポリファーマシー,薬物有害事象,老年症候群,処方カスケード,服薬アドヒアランス
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