特集 この薬だけは押さえておきたい! 総合診療医のためのSpecialist Drug 40
【トピックス】
「処方カスケード」とその対応
青島 周一
1
1医療法人社団 徳仁会 中野病院 薬局
キーワード:
処方カスケード
,
ポリファーマシー
,
薬物有害反応
,
マルチモビディティ
,
不適切処方
Keyword:
処方カスケード
,
ポリファーマシー
,
薬物有害反応
,
マルチモビディティ
,
不適切処方
pp.954-958
発行日 2018年7月15日
Published Date 2018/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201605
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処方カスケードとは
薬物有害反応によりもたらされた身体症状が「新たな医学的プロブレム」と誤認されてしまい、その治療のために他の薬剤が追加で処方されることがあります1)。
たとえば、アムロジピンの薬物有害反応として下肢浮腫があげられますが、この浮腫がアムロジピンによるものと認識されずに、利尿薬が追加投与されてしまう、というような状況です。また、追加投与された利尿薬が頻尿症状をもたらし、さらに抗コリン薬の追加投与につながってしまうこともあるでしょう。
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