Editorial
「処方カスケード」のクリニカルパールズ
鈴木 智晴
1
,
徳田 安春
2
1社会医療法人 仁愛会 浦添総合病院 病院総合内科
2臨床研修病院群 プロジェクト群星沖縄
pp.1185
発行日 2022年10月15日
Published Date 2022/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203957
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本特集はポリファーマシーの一形態である「処方カスケード」について特集しました。処方カスケードに着目したのは、院内の「ポリファーマシーカンファレンス」という、薬剤師と医師が集まり、患者さんの薬剤を最適化するために相談する定例会議がきっかけでした。カンファレンスでは処方カスケードが見つかることが多く、常に問題意識を持っていました。同時に、介入を行う意義も大きいと考え、今回処方カスケードを取り上げた次第です。
本特集では錚々たる著者の先生方にご寄稿を依頼しました。ご執筆の先生方のお原稿に共通していたことは、プロブレムに対する鑑別診断を列挙するという、診療のエッセンスを大切にすることと、処方した薬に責任を持ち、自分の処方を含め厳しく見直すメタ認知の重要性でした。
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