連載 当事者研究・8
〈研究テーマ〉生きることを阻む「こころの壁」の研究―「児童虐待」からの脱出
坂本 愛
1
1べてるしあわせ研究所・児童虐待研究斑
pp.70-77
発行日 2003年3月15日
Published Date 2003/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900561
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はじめに
坂本愛は多重人格者である。後述するが,4人の人格を持っている。
本稿では,坂本愛が多重人格をもつに至る経緯にも触れていくが,幼少当時からいまに続き,日常生活を送るにあたって主だって現れる1つの人格を示す場合に〈愛〉と表記し,他の3人の人格を含めて総称する場合に「私」と表記することにする.
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