連載 精神看護ボストン・レポート⑮
クリティカルシンキングで医療事故を防止する
三原 晴美
pp.85-89
発行日 2001年7月15日
Published Date 2001/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900398
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どの職種とも連携できる関係づくりを学ぶ
学生時代の実習では他の職種と協力して患者ケアにあたることを奨励され,他の専門職者とのかかわりあい方も学びます。実習にいく時には10人の学生に1名のインストラクターがつきますが,インストラクターには大学院卒の資格が必要です。ボストン大学では博士課程の学生がインストラクターをやっているケースが多かったように思います。
インストラクターは学生に,「今日,他の専門職種の人々と看護をする上でどのように関係しましたか?」と簡単な質問から入って,どのようにしたら円滑に他の職種と協働(コラボレイト)していけるか,という複雑な問題についてまで教育指導をしていきます。
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