連載 精神看護ボストン・レポート⑭
どうすればクリティカルシンキングが身につけられるか[学生教育編]
三原 晴美
pp.76-79
発行日 2001年5月15日
Published Date 2001/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900378
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
クリティカルシンキングは看護や医療の究極的な思考です。今日本ではEBM (エビデンス・ベースト・メディスン)という言葉が流行っているようですが,それも結局はクリティカルシンキングにつながることです。患者の生命を援助する際に,患者個人に関した情報や患者をとりまく社会的な状況,そして経済的な要素も考慮して科学的に決断ができることをいいます。
精神病棟でも看護診断や看護判断ということで,看護者が手元の情報から患者の健康管理や疾病の看護のためにより良い決断をくだし,看護の方向を決定する場面が日常数え切れないほどあります。
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.