連載 ラインナウからの手紙5
急性期閉鎖病棟のジレンマ(Ⅰ)
伊藤 賀永
1
,
武井 麻子
1
1ラインナウ精神病院
pp.62-70
発行日 2001年5月15日
Published Date 2001/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900375
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伊藤賀永から 武井麻子様へ
ラインナウ精神病院一般精神科急性期閉鎖病棟で仕事を始めてからこの2月でちょうど丸5年が経ちました。そしてつくづく思うのは,私たちは本当にすぐには解決できない,いろいろな矛盾の上にたって仕事をしているということです。今回と次回の手紙では私たちの急性期病棟の日常を紹介し,またスタッフ,特に看護者が抱えている問題について報告したいと思います。
急性期閉鎖病棟というのは大変ストレスの高い職場ですが,また同時に生き生きして,いつも意外性をはらみ,変化に富んだダイナミックな職場だともいえます。
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