特集 ジレンマと向き合う
[コラム]ジレンマ,私にも一言—看護婦本来の仕事って?/研究データとしての看護記録/精神科にありがちなジレンマ/病棟婦長時代のジレンマ
布施 裕子
1
,
奥原 秀盛
2
,
柳谷 博幸
3
,
南山 喜美
4
1臨床看護学研究所
2静岡県立大学短期大学部
3愛知医科大学附属病院看護部
4日本赤十字看護大学
pp.912-913
発行日 1994年10月1日
Published Date 1994/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904654
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- 文献概要
私が働く病院では,今年の4月から基準看護の定員外で看護助手を採用するという方針が病院から出され,嘱託として10人近くが採用された.以来この数か月間彼らの働きぶりを見ていて気がついたことがある.それは彼らの仕事が,まさに患者の日常生活に主体をおくケアなのである.
確かに今までは看護婦の業務は多種多様化しすぎたため業務のスリム化が叫ばれてきた.しかし,ここで改めて看護婦本来の仕事とは何か,と考えてみると…….
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