連載 今月の婦長会⑧松山記念病院(愛媛県松山市)
対人関係能力と問題解決能力とのバランス
末安 民生
1
1東海大学健康科学部看護学科
pp.48-52
発行日 1999年3月15日
Published Date 1999/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900166
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松山記念病院の婦長会は,全面新築されて2年目の明るい日差しのそそぐ会議室で,20人のメンバーによって開催された。口の字型に並べた机の一辺に看護部長と副看護部長にあたる看護課長2名(今回は,この3名を「看護部」と表記した)が座り,司会,書記は婦長・看護長が輪番制で務めるスタイルである。当日配布された資料は大小合わせて30枚と薬のパンフレット1部。それぞれのセクションが必要な大きさで作っている。つまり,少ししか内容が書いていない紙は小さい。この資料を確認するかたちで,会議は,事務的かつテキパキとしたやりとりで始まった。時間の流れが早く,参加者の意識が集中している会議というのが,まず最初の強い印象であった。
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