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◆ケーススタディ
脳卒中片麻痺患者の家事動作を用いたバランス治療—ADLとバランス能力についての一考察
Case Studies of Adult Hemiplegia : The Utilization of Household Activities to Improve Balance
鈴木 三央
1
Mitsuo SUZUKI
1
1ボバース記念病院
1Department of Rehabilitation, Bobath Hospital
キーワード:
脳卒中
,
ADL
,
バランス
Keyword:
脳卒中
,
ADL
,
バランス
pp.224-233
発行日 1990年8月15日
Published Date 1990/8/15
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要旨:脳卒中片麻痺患者の日常生活動作(ADL)の改善を考える際,バランス能力の評価と治療は重要であると考えられる.しかし,目標とするADLを阻害している因子の分析が不十分であると,治療とADLとの間のギャップがおおきくなってしまうことがある.今回,知的機能や高次脳機能及び感覚に問題のない2症例に対し,家事動作を用いて治療を行なった.その中で,上肢動作時に起きる重心移動に対応できるバランス能力の改善を図った.その結果,坐位及び立位バランスが向上し,身の回りの動作や家事動作が改善された.
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