特別記事
—意外と知られていない—睡眠障害と神経発達症
堀内 史枝
1
,
細川 里瑛
2
1愛媛大学大学院医学系研究科 児童精神医学講座
2愛媛大学大学院医学系研究科 精神神経科学講座
pp.44-46
発行日 2024年1月15日
Published Date 2024/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689201231
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睡眠には、心身の休養を促し、脳と身体を成長させる機能があります。適切な「量」の睡眠を確保することは、子どもの成長にとって必要不可欠です。
しかし、生活時間の夜型化やネット・ゲーム依存の増大による睡眠時間の短縮など、睡眠に関する諸問題は深刻化しています。睡眠の問題・睡眠障害は、子ども自身はもとより保護者の睡眠の質の低下につながります。ひいては、家族全体の生活の質を低下させることにもなります。「子どもの睡眠の問題・睡眠障害は家族全体で取り組むべき課題である」との共通認識が重要でしょう。
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