特集 小児科医が知っておくべき子どもの眠り
各論
基礎疾患と睡眠障害 神経発達症と睡眠障害
菊池 清
1
KIKUCHI Kiyoshi
1
1兵庫県立リハビリテーション中央病院子どものリハビリテーション・睡眠・発達医療センター
pp.1261-1266
発行日 2024年8月1日
Published Date 2024/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001804
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はじめに
子どもたちは,生まれついた体を通してさまざまな体験をするなかで自己評価を積み重ね,社会に対する見方・価値観(認知フレーム)とそれらに連動する情動(自動思考と自律神経反射)を身に付けて育っていく(図1)。この子育ちを支える大切なものとして,① 眠る,② 食べる,③ 動く/遊ぶ,④ 手本を知る,⑤ 安心できる,の5つを挙げることができる(子育ちの5原則)。
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