特集 増える児童思春期のニーズに応える 「それって看護?」が勘所
扉
pp.404
発行日 2023年9月15日
Published Date 2023/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689201175
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児童精神科への社会ニーズが増加しています。しかし、医療への期待が高まる一方、周囲の理解と環境調整が重要な児童思春期のメンタルケアにおいては大きなミスマッチが起きています。
家に引きこもらざるを得ない子どもたちにとって、社会への最初の再接点となりうるのは精神科の訪問看護師です。家に行くからこそ築ける大人との信頼関係、特性を踏まえてこそ乗り越えられる学童期、そして語り合える未来—「それって看護?」と、他科から見れば一見看護っぽくないはたらきかけの質こそが、重要な鍵を握ります。
本特集では、病院やクリニックからでは手が届かないところへ支援を広げる児童精神科の医療従事者たちの理知的実践と、精神科訪問看護師の情熱的「技」をご紹介します。
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