特集 課外教育と学生の成長
読書会による<気づき>の体験学習
持永 静代
1
1千葉県立衛生短期大学看護学科
pp.812-816
発行日 1982年12月25日
Published Date 1982/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907760
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はじめに
学生の質の変化に伴い教育方法を改善しなければならないと気づき,昭和49年4月より,‘読書会’という教科外ではあるが,討議方式による授業を試みた.しかし学生の主体的活動だけでは目的が達成されないことがわかったので,教師の指導のもとに昭和53年5月より実施してみることにした.
主体的な活動ができない理由としては,本を読む習慣がついていない,他人の意見を聞いたり自分の考えをまとめたりして討議することができない,ほかの教科のゼミ形式の授業を実施しても効果がないなどの問題があった.これを少しでも解消できればと思い,運営方法を変更して実施することにした.
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