連載 栄養精神医学・7
血液検査を栄養学的に活用する—ビタミンB群とタンパク質を中心に
奥平 智之
1,2
1医療法人山口病院 精神科
2日本栄養精神医学研究会
pp.194-199
発行日 2019年3月15日
Published Date 2019/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200599
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「栄養型うつ」は食事で治す!血液検査を栄養の観点から活用
ビタミンB群やタンパク質、コレステロール、鉄、亜鉛、マグネシウム、ビタミンDなど、どの栄養素の問題でも、うつ状態となる可能性がある。精神科において、血液検査を栄養面からも活用し、積極的な食事や栄養の指導がなされることが理想的である。“栄養”と“うつ(状態)”が関係していることを、1人でも多くの方に知っていただきたいと思い、「栄養型うつ」という言葉を使って注意喚起をしている。血液検査の結果がすべて検査会社の参考基準値内であっても、そこに栄養の問題が隠れているかもしれない。
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