連載 武井麻子のOh!それみ〜よ・10
—夏苅郁子著—『心病む母が遺してくれたもの—精神科医の回復への道のり』『もうひとつの「心病む母が遺してくれたもの」—家族の再生の物語』
武井 麻子
1
1日本赤十字看護大学
pp.186-190
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200344
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統合失調症を病む母親をもつ子どもの苦悩
親との関係はやっかいだ。年をとるにつれ、関係は否応なく変わるものの、やっかいなことはいくつになっても変わらないように思う。そのうえ、もしその親が精神病を患っていたとしたら……。
『もうひとつの「心病む母が遺してくれたもの」—家族の再生の物語』の冒頭、著者の夏苅郁子さんは次のように書いている。
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