連載 失恋の話を聞きまくる男たち。桃山商事・17
LINEで見てしまった“裏の顔”—男たちを支配する「ホモソーシャル」とは
清田 隆之
1
1桃山商事
pp.192-195
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200346
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恋人のLINEを見てしまった……というのは恋愛業界における「イヤな予感しかしないランキング」第1位の言葉なわけですが、今回ご紹介する優華さん(仮名・27歳)も、それによって生じたお悩みをかかえる1人でした。優華さんはなぜ彼氏のLINEを見てしまったのか。そこで見つけてしまったものとは何か。まずはその経緯についてまとめてみます。
メーカーの営業職である彼女は、東京出身でありながら、半年ほど前から異動で仙台支社に勤務。慣れない土地で友だちが欲しかったのと、少し前に失恋したばかりという寂しさから、彼女はマッチングアプリに情報を登録し、そこで現在の彼氏と出会います。広告代理店の営業をしている彼も異動で仙台に来ており、境遇が似ていたこともあってすぐに意気投合。ご飯を食べ、お酒を飲み、そのまま彼の家に泊まって肉体関係をもちました。
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