特集 観察の視点にプラスしたい 身体疾患治療薬と向精神薬の相互作用
前立腺肥大症
桂川 修一
1
1東邦大学医療センター佐倉病院メンタルヘルスクリニック
pp.72-73
発行日 2012年7月15日
Published Date 2012/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689101053
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前立腺肥大症の標準的な薬物療法
前立腺肥大症は、排尿障害をきたす良性腫瘍の疾患で、高齢男性に最もよくみられます。加齢とともに増加し、排尿障害から尿路通過障害の症状に進展します。
薬物療法は、軽症から中等症の患者に適応とされ、重症となった場合は外科治療および尿道留置カテーテルがおこなわれます。排尿障害治療薬として、パラプロスト®、セルニチンポーレンエキス(セルニルトン®)、タムスロシン塩酸塩(ハルナール®)、ナフトピジル(フリバス®)、シロドシン(ユリーフ®)などがあります。
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