特集2 精神科看護師が読んでおくべき『災害時のこころのケア』
―東日本大震災のこころのケア―最前線の地域から伝えたいこと
米倉 一磨
1,2
1前雲雀ヶ丘病院
2相双保健福祉事務所
pp.37-43
発行日 2011年11月15日
Published Date 2011/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100943
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現在私は、福島第一原発から30.3kmの南相馬市鹿島区に住んでいます。この地区(相双地区。相馬、双葉の略)では、福島第一原子力発電所の事故に伴い、病院にいた患者さんや職員が避難したため、私は仕事がなくなりました。
そのため私は一時栃木県に避難し、3月下旬にこの地に戻り、こころのケアチームのボランティア活動を続け、6月中旬、相双保健福祉事務所の臨時職員として働き始めました。現在、継続的に訪問が必要な方の支援を担当しています。それまでは、他県のボランティアチームとともに避難所の巡回をおこなっていました。
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