連載 サクラの国のインドネシア・18
東日本大震災と支援
東梅 久子
1
1虎の門病院産婦人科
pp.1390-1391
発行日 2011年11月10日
Published Date 2011/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102841
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インドネシア人看護師と震災支援
震災から1か月半後の5月上旬,インドネシア人看護師と話をしていたところ,被災地に届けるために米を10 kg買ったという.なぜ米なのかと聞くと,不足していると聞いたからという.インドネシアの主食も米である.主食の選択肢が増えて需要が低下してきている日本と異なり,インドネシア人は米が好きである.インドネシアのマクドナルドのメニューにはご飯があるのに,日本のマクドナルドにはないと指摘されたことがある.
すでにたくさんの支援物資が届き,一部では保管に困る話も聞こえている.米だけでは善意が届かない可能性がある.代表的なインドネシア料理ナシゴレンを作って避難所に配るという案も出たものの実行するのは難しい.
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