特別記事
精神看護の現在地―日本の精神看護は何に直面しているか,その責任と苦悩
阿保 順子
1
,
岡田 実
2
1北海道医療大学看護福祉学部
2青森県立つくしが丘病院
pp.60-65
発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100207
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「この疲弊感は一体何?」
臨床であれ,大学であれ,いま現在看護にかかわっている者の大多数が吐き出す日々の嘆息であり,困惑であり,そして怒りである。看護師はもっと怒り,行動すべきなのだ。
本稿は,ほんの少し歴史を遡りながら今現在の精神看護の全体を俯瞰することによって,看護師を苛み,疲弊させている諸問題を整理しようとする試みである。
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