特集1 看護と死
―「看護と死」をめぐる私の体験―ナースの痛みと患者の「死」
赤沢 雪路
1
1長野県看護大学
pp.27-30
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100179
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井上さんのメールが届いて
臨床から離れ,教育の場に来て半年ほどたったころ,小宮先生から1通のメールが転送されてきました。それは,私が大学院生時代,精神保健看護学実習のTA(ティーチング・アシスタント)をしていたときの学生だった井上さんからのメールでした。私は院生として2回TAを務め,つごう6名の学生とかかわったのですが,井上さんの感性のよさと,彼女のプロセスレコードに私が登場してきたことで,大変印象強く残っていました。その文章を読み,私は以下のようなメールを小宮先生に返送しました。
井上さんの貴重な体験を送ってくださり,本当にありがとうございました。
実習でかかわっていて(しかも濃く),そして就職して間もない頃のやせた彼女を見ていたので,とても身近なものに思えました。1つの山を越えたかな。これでちょっと頑張っていけるかな。これが率直な感想です。
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