生命輝かせて―臨床医としての真髄を求めて・7
時はいのち
有働 尚子
1
1みさき病院神経内科
pp.559-564
発行日 1999年7月15日
Published Date 1999/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902348
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4月15日にパリに到着して以来,初体験となる出来事が押し寄せ目まぐるしい日々が続いた.折り重なり迫り来るこの波を,1かきひとかき全身で乗り越えているような実感を味わいつつ,約2週間が過ぎた.この期間のパリの風景の移り変わりは,私の人生のページの中のそれと重なるかのようであり,目くるめく生命の息吹が至る所に萌(きざ)していた.
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