連載 管理者日誌・12【最終回】
いのちに寄り添って,時を分かちあって
松田 栄子
1
1都筑医療センター訪問看護ステーション
pp.1003-1005
発行日 2001年12月15日
Published Date 2001/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901248
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仕事をおもしろいと思う瞬間
「◎△?☆松田さん?◇☆?!」電話を受けた者は首を傾げながら「松田さんというのだけは聞き取れるんですが……」と言って私に受話器を渡す。電話の主はBさん。耳が遠いために大声で話し,さらに福井訛りがあるので電話ではなかなか聞き取りづらい。
「じゃあ,あ・し・た,10時にいきますから!!」と私もついつい大声で受話器に向かって話してしまう。電話ではらちがあかないので「1円にもならない仕事なのに手間ばっかりかかって……」とぶつぶつ文句を言いながらFさん宅に訪問することとなってしまうのだ。
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