宮崎和加子の映画でおしゃべり・7(寄り道編)
ボスニア―BOSNIA
宮崎 和加子
1
1健和会訪問看護ステーション
pp.556-557
発行日 1999年7月15日
Published Date 1999/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902347
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3月下旬から始まったNATO(北大西洋条約機構)のユーゴスラビア首都,ベオグラードでの空爆をみなさんはどんな思いで見ているだろうか.
19年前の1980年夏,私はベオグラードで5日間を過ごした.北欧での訪問看護の視察の帰りにベオグラード大学で学んでいる友人を頼って異国の地を訪ねたのだった.ユーゴスラビアの扇の要だったチトー大統領が亡くなったばかりで国民は悲しみに沈んでいた.アドリア海に面した美しいドブロブニクという古い町を訪れたり,夜の町を散策したりと,他のヨーロッパの国々とは一風違った国を興味津々で過ごしたのだった.
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