多文化ヘルシークッキング
Bourekakia―ギリシャ風ほうれん草包み一口パイ
Scott 渡辺 由佳里
pp.568-569
発行日 1999年7月15日
Published Date 1999/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902350
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前号からの続きでギリシャ料理である.ギリシャ人は食べ物を包むのが好きなようで,ロールキャベツもその1つである.古代にはいちじくの葉を包むのに使ったようだが,今では,キャベツと葡萄の葉が一般的なようである.チーズパイなどもいちじくの葉で包んでいたらしいが,今はPhylloと呼ばれる生地を使う.
Phylloとはギリシャ語で「葉」という意味である.本来はイースト菌を使うらしいが,ここでは簡単なベーキングパウダーのレシピを使う.これはバターを使うパイ生地よりもずっと簡単に作れてしかも健康的である.全粒小麦粉が手に入るようなら是非それで生地を作って欲しい.その場合は,オリーブオイルを2倍にし,50℃くらいの湯を使う.
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