連載 訪問看護に必要な知識とスキル―技術編・5
癌性疼痛
長谷川 美津子
1
1セコム㈱在宅医療事業部
pp.647-653
発行日 1997年9月15日
Published Date 1997/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901709
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癌性疼痛の特徴と治療の目的
痛み止めは痛くなってから使うという考えが根強く,患者自身のみならず,医療職の中でも出来るだけ痛みは我慢させている場合があります.
しかし,癌性疼痛は慢性痛と急性痛が混在しています.痛みの性格としては慢性痛ではなく,急性痛に近く,癌の進展に従い,痛みは拡大と増大をすることが特徴で,継続的な痛みの治療が必要となります.
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