在宅医療技術の進歩[26]
在宅での癌性疼痛緩和
有賀 悦子
1
1国立国際医療センター緩和ケア科
pp.156-159
発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100064
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悪性腫瘍をもった患者が落ち着いた在宅療養を送るには,できる限り辛い症状が緩和されていることが重要である.なかでも癌性疼痛の緩和はその鍵となる.静脈,皮下投与を除けば,医療施設内,外を問わず,同じアプローチである.WHO除痛ラダーを基本とし,非ステロイド性抗炎症薬(以下,NSAIDsと略す),オピオイド,鎮痛補助薬の併用を行っていく.基本的な投与方法は文末の文献をご参照いただきたい.ここでは,在宅という場の特徴を踏まえた疼痛緩和のポイントについて述べていきたい.
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