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特集 泌尿器科ベッドサイドマニュアル
Ⅱ ベッドサイド処置の実際
013 癌性疼痛の管理
Cancer pain management
窪田 裕樹
1
Hiroki Kubota
1
1愛知県厚生連海南病院泌尿器科
pp.76-81
発行日 2012年4月5日
Published Date 2012/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102671
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[1]はじめに
癌性疼痛に対する治療として,1986年に世界保健機関(World Health Organization:WHO)が,癌疼痛治療法を公表してから四半世紀が経過し,わが国でも徐々に一般的なものとなりつつある。最近ではマスメディアに緩和ケアが取り上げられる機会も増え,がん対策基本法案でも緩和ケアや疼痛治療の重要性が強調されている。
しかしながら,依然として緩和医療の専門医の絶対数は限られており,必然的に泌尿器癌患者の疼痛治療は泌尿器科医が担うこととなる。本項では進行・末期癌患者の疼痛管理の実際につき,薬物治療を中心として解説する。
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