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特集 外科医に求められる緩和医療プラクティス
緩和医療の実際
身体的ケア
疼痛対策
米国における癌性疼痛対策
Management of cancer pain in U.S.A.
橋口 さおり
1
,
大西 幸
1
,
津崎 晃一
1
,
武田 純三
1
Saori HASHIGUCHI
1
1慶應義塾大学医学部麻酔学教室
キーワード:
フェンタニルTTS
,
オキシコドン
,
埋め込み型薬物くも膜下投与システム
Keyword:
フェンタニルTTS
,
オキシコドン
,
埋め込み型薬物くも膜下投与システム
pp.1107-1111
発行日 2000年9月20日
Published Date 2000/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904194
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わが国における癌性疼痛対策は,WHO鎮痛ラダーの普及によって進歩したが,いまだに癌性疼痛=モルヒネとの短絡思考が根強く存在する.現在の米国では,単にモルヒネを投与するだけでなく,さまざまなオピオイドや投与システムが臨床的に試みられており,より副作用が少なく,有効性の高い方法が模索され続けている.このうち,わが国では臨床的に未経験のフェンタニルTTSやオキシコドン,埋め込み型薬物くも膜下投与システムについて紹介する.
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