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特集 外科医のためのペインクリニック
癌性疼痛のコントロール
Pain management in cancer patients
前野 宏
1
Hiroshi MAENO
1
1東札幌病院緩和ケア科
キーワード:
癌性疼痛
,
緩和ケア(緩和医療)
,
モルヒネ
Keyword:
癌性疼痛
,
緩和ケア(緩和医療)
,
モルヒネ
pp.1419-1426
発行日 1996年11月20日
Published Date 1996/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902565
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癌患者の約70%が癌性疼痛を訴えるといわれる.癌性疼痛コントロールに対しては,WHOの3段階除痛ラダーを用いる方法が普及している.そして,基本は薬剤によるコントロールであり,その中心はモルヒネである.モルヒネには副作用もあるが,モルヒネをいかに使いこなすかが,良い疼痛コントロールができるかどうかのポイントである.また,少数ではあるが,モルヒネに反応しずらい癌性疼痛がある.その場合には,モルヒネ以外に鎮痛補助薬(抗うつ薬,抗けいれん薬,抗不整脈薬,ステロイドなど)を積極的に用いるようにする.
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