連載 スペシャリストの現場思考・第7回
精神看護
生田 深香
1
1ウィル訪問看護ステーション相談支援チーム
pp.40-44
発行日 2022年1月15日
Published Date 2022/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201818
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相談支援チームに属する精神看護専門看護師である筆者への相談内容を分類すると、❶精神科訪問看護の利用者・家族への関わり方やケアに関すること、❷精神科訪問看護以外の利用者・家族のメンタルヘルスに関すること、❸スタッフのメンタルヘルスに関すること、に分けることができる。内訳としては、半数以上が「精神科訪問看護の利用者・家族への関わり方やケアに関すること」に当たる。
相談の始まりは、「職場でスタッフから声を掛けられて」という形が多い。ウィル訪問看護ステーション(以下、ウィル)では、クローズドネットワークサービスを用いたオンライン上のやりとりも可能であるが、タイムリーな対応かつ気軽さもあってか、対面でのやりとりがほとんどだ。顔を合わせることで一定程度、スタッフの相談事を顕在化させる効果もあるようだ。
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