連載 訪問看護BCPプロジェクト・第5回
—日常業務の棚卸し、重要業務の選定と影響、および継続のための分析—STEP4 業務影響分析
山岸 暁美
1,2
,
岩本 大希
3
,
金坂 宇将
4
,
平山 司樹
5
,
藤野 泰平
6
1慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室
2一般社団法人コミュニティヘルス研究機構
3ウィル訪問看護ステーション
4ケアプロ訪問看護ステーション
5医療法人葛西医院訪問看護ステーションかっさい
6みんなのかかりつけ訪問看護ステーション
pp.46-51
発行日 2022年1月15日
Published Date 2022/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201819
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
BCPは、オールハザード・アプローチ(あらゆる危機に対するアプローチ)である。つまり、地震・風水害・感染症などの事象に関わらず、結果としてもたらされる業務への影響(impact)の分析が重要である。今回は、訪問看護BCPの8つのステップ(表1・図1)のうち、まさにこの「業務影響分析(Business Impact Analysis:BIA)」について検討するSTEP4を解説していく。
「業務影響分析」。この6文字の漢字はなにやら難しそうな雰囲気を醸し出すが、このステップで行うことは非常にシンプルだ。そして、副題にも挙げた通り、日常業務の棚卸しであり、そして重要業務の選定と影響、および継続のための分析である。
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.