特集 精神科看護・Ⅰ
—精神科看護から精神看護へ—精神科看護と精神看護の方法論・1
堀部 泰治
1
,
平野 哲也
1
,
畠山 サカエ
1
1国立下総療養所
pp.409-413
発行日 1989年7月25日
Published Date 1989/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908671
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はじめに
看護カリキュラムでは,精神科看護は成人看護学の中の精神科看護の実習として位置づけられている.当院においても年間340余人の看護学生の実習を受け入れている.精神科実習というと看護学生は,精神科疾患の患者に接することに不安を抱いたり,先入観をもって臨むことが多い.
しかし精神科実習の終わるころには,精神科の患者も人間であり,ただ身体と精神に障害があるのだということに気づいていく.また,学校の教師からは,精神科実習が終わると学生はめきめき患者理解が深まっていくという話をよく聞く.
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