特集 倫理的課題へのアプローチ—「倫理的」な看護はいかに実践できるか
—【新型コロナと看護実践の倫理❷】—積み上げてきたものも問い直されている
椎名 美恵子
1,2
1訪問看護ステーションみけ
2東京都訪問看護ステーション協会
pp.270-272
発行日 2021年4月15日
Published Date 2021/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201657
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新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)は、他国や集団感染が起きたクルーズ船だけのことと思っていた頃はもはや懐かしく、未曾有の1年となった2020年。以来、私たちには大きな行動変容とともに、思考変容も求められています。この状況はしばらく続きそうです。
訪問看護には、療養者の人権を尊重した関わりというものが欠かせません。その中、私たちは人権擁護を図りながら、「感染しない」「感染させない」を実現していくことができるのでしょうか。私はこの両立に難しさを感じながら、日々の実践を重ねています。
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