連載 在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・122
見えなくなった自然な経過—BMI12は「生と死の狭間」?
秋山 正子
1,2,3
1株式会社ケアーズ 白十字訪問看護ステーション・白十字ヘルパーステーション
2暮らしの保健室
3マギーズ東京
pp.852-853
発行日 2019年11月15日
Published Date 2019/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201312
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先日、東京都渋谷区で「社会福祉法人パール」を長らく運営している新谷弘子さんから、『認知症なぜ? なぜならば—親のため自分のために介護の現場から』(ドメス出版、2019年4月)というご著書をいただきました。弘子さんのご主人で、特別養護老人ホーム(以下、特養)パール代官山の常勤医師でもある新谷冨士雄先生との共著となっています。
そのなかで、新谷先生はBMI(Body Mass Index)註の数値の「12」が「生と死の狭間」にあたるとし、「毎月見ていると、ゆっくりと数値『12』、つまり『死』の時点に近づいて行く人が見えてくる」と、特養での看取り事例と合わせて論述されています。
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