MSWの相談窓口から
生活の場と医療の場の狭間で
森山 正治
1
1名古屋市立東市民病院
pp.492
発行日 1994年5月1日
Published Date 1994/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901242
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われらの病院も一部が特3類に転換しベッドの回転,早期退院はますます重要な課題になってきている.相談室には日々「退院援助」のオーダーが入る.在宅資源の乏しい現在MSWにとって施設は頼みの綱.福祉サービスの基本は経済と場の保障だが,対象者に見合った場としての施設の確保は,イコール生活の保障であるだけにその意味は重い.ただ病院側からみた福祉施設には主に医療と介護の点に不安がある.以下例をあげながら医療と福祉という観点から施設の現状を考えてみたい.
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