特集 特定行為研修修了者がいる在宅現場が見たい—「行為の実施」にとどまらない看護の意義に迫る
手順書を書く医師の“期待”—質の高いチーム医療に欠かせない看護師たち
田中 志子
1
1医療法人大誠会内田病院
pp.826-832
発行日 2019年11月15日
Published Date 2019/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201306
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10年前、在宅医療を中心としたクリニックと、自らが理事長を務める特別養護老人ホーム(以下、特養)を開業したばかりの私は、たった1人で在宅や特養の約100人を24時間体制で診ていた。学会へ出かけても、会議へ出かけても携帯電話を持ち歩き、当時、幼稚園生の娘と添い寝しているベッドの枕元にさえ、今にも鳴り出しそうな雰囲気の携帯電話を常に置いていた。
特養を開設した当初の、真夜中の緊急電話の様子を再現してみる。
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