特集 在宅看護論・精神看護学の実習をめぐって
病院との協力が欠かせない精神看護学実習
菅原 とよ子
1
,
陣内 由美
2
1東京女子医科大学看護短期大学
2駒木野病院
pp.346-349
発行日 1998年5月25日
Published Date 1998/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901826
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昨年からの新カリキュラム導入により,精神看護学として新たに精神看護学の実習を行う学校も多いと聞く.本学(東京女子医科大学看護短期大学)は,従来より精神看護学としての授業および実習を行ってきた.精神看護学は,精神疾患のみならず全ての患者の精神面へのケアを含んでいる.したがって,実習場所は精神科とは限らない.しかし,身体的なケアにとらわれず,患者の精神的な症状や問題を主に学べるのはやはり精神科病棟ではないかと考え,精神看護学実習の場として,東京女子医科大学病院の精神科病棟と駒木野病院(八王子市高尾にある精神科の病院でベッド数532床)の2か所で実習を行っている.
学生にとってより良い実習になるためには病院との協力が欠かせない.本稿では駒木野病院での実習をもとに,教員と指導者の実習に対する考えや方法を述べる.
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