学会記 第26回日本看護学会—老人看護分科会
在宅ケアに欠かせない「家族」への視線
橋本 麻由里
1
1鈴鹿回生総合病院看護部
pp.186-187
発行日 1996年2月1日
Published Date 1996/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905023
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超高齢化社会の到来が大きな話題となり,介護保険について,あるいは24時間ヘルパーの整備などの介護支援の試みについて,さまざまな問題が新聞紙上をにぎわしている.平成6年度の診療報酬改正でも,訪問看護など在宅医療サービスの点数増加に重点が置かれ,それを契機に積極的に訪問看護サービスが行なわれるようになってきた.
当鈴鹿回生総合病院でも,在宅ケアシステムの構築が急務である.看護婦がかかわることで家族を含めたケアの利用者がどのような利益を得られるのか,看護婦が提供できるサービスの質,あるいは,そもそも利用者にとっての利益とはいったいなんなのか,さらに入院・外来・在宅におけるケアの継続を図るために整備すべきことはなにかについて,現在検討している.
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