特集 訪問看護師が介入できる高齢者のポリファーマシー—「減らしたい」って言っていい!
「薬が多い」が問題の入院症例を病棟薬剤師が読み解く
早瀬 友和
1
1名古屋掖済会病院地域包括ケア病棟
pp.652-656
発行日 2019年9月15日
Published Date 2019/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201262
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看護師長発案ですべての病棟に薬剤師が専従
当院で薬剤師の病棟常駐業務が始まったのは、今から25年前の1994年のこと。これは、薬剤師が病棟で指導・常駐することで診療報酬点数が付く(薬剤管理指導料の病棟薬剤業務実施加算)ようになった2012年よりもずっと前のことです。その経緯は、「薬に関することは、その道のプロフェッショナルである薬剤師へ頼みたい」という、当時の病棟看護師長らの考えから始まったと聞いています。
結果、徐々に一般病棟への常駐を拡大し、現在では救命救急病棟、集中治療室を含め、すべての病棟に薬剤師が専従(一日中、病棟で勤務)しています。そのため当院では現在、「薬のことは薬剤師へ」という環境ができています。
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