特集 「面」で支える子どもの暮らし—看護職はいかに連携することができるのか
—【地域で「面」をつくる試み❹】—空白地域へのサテライト開設で、子ども・家族に選択肢を
鈴木 郁子
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1公益社団法人山形県看護協会
pp.650-653
発行日 2018年9月15日
Published Date 2018/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201000
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山形県看護協会(以下、当協会)は、行政からの依頼を受け、他機関と協働するかたちで訪問看護空白地域に訪問看護ステーションのサテライトを開設した(図)。本稿では開設するまでの経緯と、それに伴う地域の変化を紹介する。
今特集に関連し、医療的ケアや配慮を要する子ども・家族にどのような影響を与えるものになったのかも触れたいところだが、結論からいうと現状はサテライト開設を受けて児・家族が在宅移行に結びついた事例が生まれるには至っていない。そこで、ここではどのような必要性から現体制をつくったのか、そして今、どんな準備があるのかを記すにとどめる。
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